介護職のための課題抽出のコツ【役立つフレームワーク】

介護職のための課題抽出のコツ【役立つフレームワーク】

こんにちは!レナードです(@レナード

介護過程における課題抽出にお困りではありませんか?
情報は収集しある程度分析はできたけど課題を文章にすることが難しいとよく聞きます。
そこで、今回は課題抽出の方法と文章構成、役立つフレームワーク(書式)をご紹介致します!

この記事でわかること
  • 課題抽出方法
  • 課題の文章構成
  • 課題抽出に使えるフレームワーク(Excelファイル配布)
介護過程の基本!【介護現場のための介護過程】

課題とは

課題とは「解決すべき問題」や「達成すべき目標」のことです。
例えば、学校での宿題や職場でのプロジェクトなど、さまざまな形で現れます。私たちの日常生活においても、「家の掃除」や「健康的な食事を続ける」といった課題がありますよね。

介護の世界においてもこの課題を先に出すことが重要となります。
現在地を知らないと、目的地にたどり着けないのと一緒ですね!
この課題は次の目標設定に活きてきます。

アセスメントから課題を導き出す方法

分析した内容をもとに暮らしの障害となる課題を導き出します。
課題の内容には以下の事を盛り込みましょう。
①現状(障害となっている事)
②原因(なぜ障害となっているのか)
③このままだとどうなるのか(この障害を放置しているとどうなるのか)
④改善策・支援方法

現状

暮らしの障害となっていることを記載します。
例えば
・疾病(ただ疾病を羅列するのではなく、その疾病があることでどのような弊害があるか)
・身体状況(誤嚥が頻繁にある。トイレで立位が困難。等)
・環境面の弊害(バリアフリーでない環境等)

原因

現状であげた障害の原因となっているものを記載します。
例えば
・疾病=暴飲暴食により、糖尿が悪化している。など
・身体状況=生活リハビリが行えていないから筋力が低下している。嚥下機能低下により、誤嚥するリスクが高まっている。など
・環境面=手すりが少ないため支えとなるものがない。

このままだとどうなるのか

この課題が継続すると暮らしにどう悪影響を及ぼすのかを記載します。
例えば
・疾病=暴飲暴食が継続すると、糖尿が悪化し、QOLの低下や疾病の併発を誘発してしまう恐れがある。
・身体状況=誤嚥リスクが上がり、誤嚥性肺炎や窒息に繋がる恐れがある。
・環境面=支えとなる部分が少ないため転倒を誘発し、外傷及び骨折等を引き起こす可能性がある。

改善策・支援方法

最後に、この改題に対しての改善策・支援方法の方針を記載します。
例えば
・疾病=ご本人と相談のもと、カロリー制限を実施する。代替えの飲食を検討する。
・身体状況=嚥下体操や口腔ケアをしっかり行い、誤嚥予防及び誤嚥時に早急に対応できるようにする。
環境面=手すりの設置やリハビリサービスを活用する。
などが考えられます。

課題抽出に役立つフレームワーク

課題抽出に役立つフレームワーク(書式)

軽い書式になりますが、Excelファイルを置いておきます♪

今後も、役立つフレームワークが開発出来次第、配布していきます!

まとめ

日々の暮らしの中でどんな障害や困難があるのかをしっかりと見極めることが大切です。この課題を具体的に抽出することで、次に設定する目標や支援内容に大きく役立ちますよね!

課題を抽出することは、現状の課題を把握するためにとても役立ちます。そして、この情報は支援活動にも直接活かせるのです。

最後までお読み頂きありがとうございました!
この記事が少しでもあなた様のお役に立てたら幸いです。
是非、記事のご要望がありましたら、お問い合わせにてご連絡お願いいたします。

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ABOUT US
Shatten_Leonard
特養で介護福祉士として10年働いております。 その経験と知識を活用し、介護職への方はもちろん、利用者本人・そのご家族様・介護に携わる皆様、そして、これから介護に携わりたいと思っている皆様のお役に立てればとブログを始めました!