課題抽出が終わったら今度は、長期目標と短期目標を書き、その支援内容を決めていきます。
ここでは、意義から書き方、注意点をご説明させて頂きます♪
- 介護課程における目標設定の方法とコツ
- 長期目標と短期目標の書き方
- その支援内容の書き方
目次
目標の書き方(短期目標と長期目標)
課題が書けたら長期目標と短期目標を書きます。
2つの目標の違いは、
・長期目標=課題を解決するための長期的な目標(なるべき姿)
・短期目標は=長期目標を達成するための短期的な目標
です。
↓課題の出し方、書き方はこちらをご参考ください♪
ケアプランにおける目標共通の留意事項
長期目標も短期目標も入居者目線の言葉で書きます。
「〇〇のような支援をする」ではなく「〇〇ができるようになる」「〇〇のような支援を受ける事ができる」などです。
長期目標の書き方
課題を解決するための長期的(約6ヶ月)に見る目標を書きます。
例えば、
・疾病(糖尿)=カロリーをコントロールし、糖尿病の悪化防止ができる
・身体状況(誤嚥予防)=咀嚼、嚥下機能の維持・向上が図れ、美味しくご飯を食べる事ができる
・環境面(トイレを継続したい)=下肢筋力の維持・向上を図り、トイレを継続する事ができる。
など。
短期目標の書き方
長期目標を達成するための短期的(1〜6ヶ月)な目標を書きます。
例えば、
・疾病(糖尿)=①摂取カロリーを把握し、必要以上の間食等を控える。②体調の変化に早急に気づき、適切な治療が受けられる
・身体状況(誤嚥予防)=①食前に嚥下体操をする事ができる。②自身に合った食事の形態で摂取する事ができる。
・環境面(トイレを継続したい)=①生活リハビリ及び下肢のリハビリを継続する事ができる。②定期的に理学療法士から指導を受ける事ができる。③トイレへ行くための環境を整える事ができる。
など。
長期目標と短期目標はそれぞれ複数立てる事ができます。例えば、課題1つに対して長期目標2つ。長期目標に対して短期目標3つ。のように。
支援内容の書き方
支援内容は、短期目標を達成するための具体的な支援・行動を書きます。
補足や注意点なども一緒に記載しましょう。また、誰が読んでも出来るように、具体的かつ分かりやすく、曖昧な表現を避けて書くことがポイントです。
支援内容は具体的にかつ、分かりやすく
先に補足でも触れましたが、支援内容は誰が見ても実行できくらい、わかりやすく具体的に書きましょう。
例えば、実施する日時や場所、雨天などの異なる条件の場合はどうするかなども記載があると親切です。
まとめ
・課題⇒長期⇒短期のように、上下関係を意識、上位の目標を達成する目標を立てる
・長期と短期はご利用者目線の言葉で書く
・具体的かつ分かりやすく書く
・曖昧な表現は避ける
・他職種が関わるなら、それをきちんと明記する