ケアマネジャーという職業を介護の仕事や、介護に携わる方は1度は耳にしたことがあるかもしれません。
介護士の皆様にとっては、「キャリアアップするならケアマネ!」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、ケアマネジャーの具体的な資格概要や仕事内容を知らないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ケアマネジャーの資格概要と仕事内容を解説させて頂きます♪
どうぞお付き合いくださいませ!
目次
ケアマネージャーの資格概要
正式名称を「介護支援専門員」と言います。
また、国家資格ではなく、各都道府県が認定する民間資格となります。
受験資格は、介護福祉士を取ってから実務経験5年です。
まずは介護福祉士を取らないと受験することができません。
おすすめの取得順序は
介護職員初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士→ケアマネジャー
です。
介護職員初任者研修は今後、介護施設での取得が義務付けられますし、介護福祉士実務者研修は介護福祉士取得に必須要件です。
おおよそ、ケアマネジャー取得までは8年かかります。
ケアマネジャーの仕事内容
仕事内容は主に3つ
- ケアプランの作成
- 利用者と事業者との調整
- 給付管理
です。
ケアプランの作成
ご利用者様が居宅や施設などの介護保険サービスを利用するには”ケアプラン”が必須になります。
そのケアプランを作成することが、ケアマネージャーのメインの仕事となります。
利用者と事業者との調整
ケアマネジャーは利用者様本人とサービス事業者とを繋ぎ、調整する役割を担います。
サービス事業者との調整とは例えば
- 特別養護老人ホームなどの施設事業者との入所相談・申し送りなど
- 居宅サービス事業者(訪問介護や訪問入浴など)との利用の調整
- 介護備品(ポータブルトイレ)などを扱う事業者との仲介(手配)
などが挙げられます。
給付管理
介護保険サービスでかかる介護給付の管理もケアマネジャーの重要な仕事の1つです。
事業所に介護給付が支払われるように、国民健康保険団体連合会に必要な書類を提出します。
例えば、居宅介護支援介護給付費明細書などがあります。
ケアマネジャーの就職先
それでは、実際にケアマネジャーになったらどんな就職先があるのでしょうか。
主に3パターン存在します。
- 事務所
- 施設
- 公的機関
この3つです。
事務所
居宅介護支援事務所です。
基本的には、居宅へ赴きセスメント等を経てケアプランを作成します。
ケアマネジャーの主戦場といっても差し支えない思います。
ケアマネジャーは、居宅での暮らしを支える中枢なのです。
施設
特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの、入居型施設での勤務となります。
ここでは、ご利用者様のご家族様とはもちろんのこと、現場で働く介護士との連携も大切です。
ご利用者様と一番近くなるのは、介護職員です。
その為、ご利用者様本人及び介護職員からも情報を収集していきます。
ここが、居宅と違う点です。
公的機関
地域包括支援センターなどの公的機関で勤務します。
地域包括支援センターのケアマネージャーは、基本的な仕事にプラスして、地域全体の高齢者・障がい者・児童に関する相談を受けます。
また、地域包括支援センターでは保健師・社会福祉士などの他職種も働いています。その他職種との連携も重要です。
まとめ ケアマネは介護世界を支えるプランナー
ケアマネージャーの仕事内容はいかがでしたでしょうか?
ケアマネージャーは、ご利用者様のケアプランを作成し、自分らしい暮らしを実現する設計者のような仕事です。
介護保険サービスを利用する上で、必要不可欠の存在です。
コメントを残す