こんにちは、介護道中です!
特養運営において避けて通れないのが「加算」。
しかし…
- 種類が多すぎて分からない
- どれを優先すべきか判断できない
- 現場が疲弊してしまう
こんな悩み、ありませんか?
結論から言うと、
特養の加算は「全部取る」ではなく「戦略的に取る」が正解です。
この記事では、
現場目線で分かりやすく「加算の全体像」と「稼げる戦略」を解説します。
加算を取れば、職員の給料アップ・先行投資・資産貯蓄に活用することができます。
特養の加算は、大きく6つに分けると整理しやすくなります。
目次
① 基本体制・人員配置系
施設の“格”を決める最重要ゾーンです。
これがベースとなります。
■ 主な加算
- 日常生活継続支援加算(Ⅰ・Ⅱ)
- 看護体制加算(Ⅰ・Ⅱ)
- 夜勤職員配置加算
- サービス提供体制強化加算(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)
- 個別機能訓練体制加算
- 常勤専従医師配置加算
- 生活機能向上連携加算
■ ポイント
- 人員配置・資格・経験年数がカギ
- シフト設計=収益に直結
それぞれのポイントをお伝えします。
● 日常生活継続支援加算(Ⅰ・Ⅱ)
重度者・認知症利用者を積極的に受け入れる施設を評価する加算。
要点
- 介護福祉士の手厚い配置が必要
- 要介護4・5や認知症高齢者の割合が高いこと
- 医療的ケア(痰吸引など)対応も評価対象
👉 重度特化型施設ほど有利
● 看護体制加算(Ⅰ・Ⅱ)
看護職員を手厚く配置し、医療対応や看取りまで対応できる体制を評価。
👉 ターミナルケアを手厚くできる体制かが問われる加算
● 夜勤職員配置加算
夜間に基準以上の職員を配置している施設を評価。
👉 夜間事故リスクの低減+安心感UP
通常の夜勤職員+介護職員又は看護職員を一定以上配置
※見守り機器設置により緩和あり。
⇒つまり、見守りセンサーなどの機器は加算的にも有効な手段
● サービス提供体制強化加算
経験豊富な職員(介護福祉士等)の割合が高い施設を評価。
👉 最も取りやすく安定収益につながる加算の一つ
例
Ⅰ=介護職員の総数のうち、介護福祉士が80%以上。
または、勤続10年以上の介護福祉士が35%以上。
Ⅱ=介護職員の総数のうち、介護福祉士が70%以上。
または、勤続10年以上の介護福祉士が25%以上。
Ⅲ=介護職員の総数のうち、介護福祉士が50%以上。
または、常勤職員の割合が75%以上。
または、直接提供職員のうち勤続7年以上の職員が30% 以上。
※種別によって、単位数が異なる。
② ケアの質向上系(ここで差がつく)
“ただ預かる施設”から“成果を出す施設”へ。
■ 主な加算
- 個別機能訓練加算(Ⅰ・Ⅱ)
- ADL維持等加算(Ⅰ・Ⅱ)
- 排せつ支援加算(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)
- 褥瘡マネジメント加算(Ⅰ・Ⅱ)
- 栄養マネジメント強化加算
- 経口維持加算(Ⅰ・Ⅱ)
- 口腔衛生管理加算(Ⅰ・Ⅱ)
- 科学的介護推進体制加算(LIFE)
■ ポイント
- 計画 → 実施 → 評価 → 記録 が必須
- データ活用(LIFE)が今後の主流
● ADL維持等加算
利用者のADL維持・改善を評価する加算。
👉 “成果が見える介護”が求められる
パーセルインデックス(食事や入浴など10項目を評価)を適切に評価できるものによるADL評価(LIFEを活用)し、その値の平均が1~3以上
● 排せつ支援加算
排泄自立を支援し、改善が見られた場合に評価。
👉 現場負担はあるが、効果と収益が高い
排泄支援に関して改善計画を作成し取り組んでることへの加算とその評価・成果に対する加算が追加であります。
排泄改善はQOL向上にも繋がりあます。
● 栄養・口腔系加算
低栄養改善・口腔ケアによる健康維持を評価。
👉 誤嚥性肺炎予防=医療費削減にも直結
● 科学的介護推進体制加算(LIFE)
データ提出+フィードバック活用を評価。
👉 今後すべての加算の土台になる最重要加算
データを集めて国へ提出し、そのフィードバックを活用しているかを評価する加算です。
③ 医療・看取り・重度対応系(特養の価値)
施設の“本質”が問われる領域です。
■ 主な加算
- 看取り介護加算(Ⅰ・Ⅱ)
- 医療対応加算
- 重度化対応加算
- 配置医師緊急時対応加算
- 協力医療機関連携加算
■ ポイント
- 医療連携が必須
- 家族説明・同意・記録が重要
● 看取り介護加算
人生の最期(終末期)を支えるケアを評価。
👉 信頼・満足度・単価すべてが高い重要加算
④ 認知症・専門ケア系
今後さらに需要が伸びる分野。
■ 主な加算
- 認知症チームケア推進加算
- 認知症専門ケア加算(Ⅰ・Ⅱ)
- 若年性認知症利用者受入加算
■ ポイント
- 専門研修・チーム体制が必要
- “なんとなく対応”では算定不可
⑤ ICT・業務効率化系
人手不足時代の“最重要テーマ”。
これから、活発になっていくテーマでもあります。
■ 主な加算
- 科学的介護推進体制加算(LIFE)
- ICT活用(見守り機器など)
- 生産性向上推進体制加算
■ ポイント
- 見守りセンサー・記録ソフトが鍵
- 人件費削減+安全性向上
👉 DXに強い施設は今後圧倒的に有利
⑥ その他・条件付き加算
意外と取りこぼしやすい領域。
■ 主な加算
- 初期加算
- 外泊時費用
- 入院・外泊時加算
- 退所時情報提供加算
- 退所前後訪問指導加算
- 安全対策体制加算
- 事故発生防止推進体制加算
👉 積み重ねると大きな収益になる
現場目線の“稼げる加算トップ5”
リアルに重要なのはこの5つ👇
- LIFE関連
- ADL維持等加算
- 排せつ支援加算
- 栄養・口腔系
- 看取り介護加算
これらは
=継続的に算定できる+単価が高い
全部取るのは無理。選定が大事
現場ではこうなります👇
- 書類・記録が膨大
- 人員基準が厳しい
- 多職種連携が必須
- 監査リスクが高い
👉 だからこそ重要なのは
「戦略的に取る」こと
戦略的な加算の取り方【現場向け】
● パターン①:王道型(安定収益)
- サービス提供体制強化
- 看護体制
- LIFE
- ADL維持
👉 多くの施設が採用
● パターン②:差別化型(強い)
- 排泄支援
- 栄養
- 口腔
- 看取り
👉 利用者満足度が上がる
● パターン③:DX特化型(これから伸びる)
- LIFEフル活用
- ICT導入
- 生産性向上加算
👉 人手不足対策+利益最大化
まとめ
特養の加算はシンプルに言うと👇
👉 「人員 × ケア × 記録 × 連携」の掛け算
すべてを取る必要はありません。
大切なのは、
✔ 自施設の強みを理解する
✔ 無理なく継続できる加算を選ぶ
✔ データと記録で“成果”を出す
これができれば、
収益も質も両立した“強い施設”になります。




















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