高齢者向けのレクリエーションを厳選してご紹介!【実施するコツは?】

高齢者向けのレクリエーションを厳選してご紹介!【実施するコツは?】

介護の現場で働いていて、レクリエーションを実施したいけど思いつかないという経験はありませんか?

私もあります!
そうなんですよね。結構思いつかないものですよね。
たまにパッと思いつく方がいますが、うらやましいですよね。

そこで今回は、高齢者施設でできるレクリエーションを調査&実体験からいくつかご紹介させて頂きます。ご参考になればと思います!

種類別レクリエーション

体を動かす系レクリエーション

ボール渡しゲーム

  1. 大きめのビニールボールと音楽を用意する
  2. ご利用者様が円形になる様に並んでもらう
  3. 初めの人にボールを持ってもらう
  4. 音楽を流し、ボールを時計回りに回してもらう
  5. 音楽を好きなタイミングでストップする

という流れになります。
「最後に持っていた方は罰ゲームを受ける」という設定を追加すると、やる気が上がるかもしれませんが、罰ゲームの内容には注意したいですね。

ペットボトルボーリング

  1. 6〜10本のペットボトルとボールを用意する
  2. ペットボトルに少量の水を入れる
  3. ボーリング場の様にペットボトルを床に立てる
  4. ご利用者様にペットボトル目掛けて、ボールを転がしてもらう

ごくシンプルな流れになります。
ペットボトルに装飾をすると、狙いやすくもなりますし、可愛いとやる気も起きますのでオススメです。

足綱引き

  1. 長い紐をわっか状になる様に結びます
  2. その紐に目印となるものを取り付けます(ビニール紐など)
  3. ご利用者様には対面して座っていただき、その丁度真ん中くらいに線を設けます(ビニールテープなど)
  4. わっか状にした紐を2人のご利用者様の両足の下に来る様に配置します(目印が③でつけた中央線にくるように)
  5. 2人のご利用者様には、足で紐自分のところまでたぐり寄せてもらいます
  6. 紐に取り付けた目印が、足元まで来たご利用者様の勝ちです

転落しない様に注意すれば、白熱する事間違いなしです!
手に力が入らない方でも、足なら力が入る方もいらっしゃると思います。
また、下肢の筋力も鍛えられて一石二鳥です。

頭を使う系レクリエーション

イントロクイズ

昔懐かしい曲をイントロクイズとして使えば、ご利用者様にとって脳に良い刺激になります。
思い出すことで頭も使い、懐かしい曲はいい話題作りにもなります。
ご利用者様間での盛り上がりも間違いなし!

手作りパズル

お菓子の箱や、昔のポスター画像などを印刷して厚紙に張り、適当な大きさに切れば、すぐにパズルが完成します。
パズルは、空間認識力、注視・集中力、思考・判断力を養えるそうです。
すぐにできて、頭の体操にもってこいですね!

高齢者施設でのレクリエーションの重要性

高齢者施設におけるレクリエーション活動は、入居者の生活の質を向上させるだけでなく、健康面や社会性の向上にもつながります。
日常生活の中で楽しいひとときを過ごすことは、心身の健康状態を保つだけでなく、生きがいや喜びを感じるきっかけにもなります。
レクリエーションが日常的になると、「次は何をするのかな?」という楽しみが生まれ、意欲が向上します。
介護職の皆さまが定期的に新鮮なアイデアでレクリエーションを提供することは、入居者の心を元気づけ、コミュニケーション能力を高める助けとなります。

ポイントとなるキーワードは

高齢者施設でのレクリエーションを実施するためのコツ

先述した通り、介護施設でのレクリエーションは、ご利用者皆さまの生活に活力と彩りとをもたらします。
しかし、実際にレクリエーションを計画し、実施することは楽ではありませんよね?
実施するにはいくつかのコツが必要です。
ここでは、効果的にレクリエーションを行うための時間管理、考え方、そして工夫について、私の経験と調査から得た知識をご紹介します!
これらのポイントを活かして、皆さんの施設でもより楽しく、有意義なレクリエーションを実現させましょう。

レクリエーションと一口に言っても、大なり小なりあります。
10分という短時間から、半日かかる行事のようなレクリエーションもあります。
ここでは、短時間のレクリエーションをどう実施するかに絞って書いていきます!

時間管理術

  1. 現在の業務のタイムスケジュールを確認する。なければざっくりと作成する
    ※ここでは、スケジュール作成にはあまり時間を掛けないことがポイントです。
  2. その日行いたいことをToDoリストみたいに書き出す
    この時に、その行いたいこと1つ1つがどれくらいの時間が掛かるのかの目安を書いておきます。ここ重要です!
  3. 「①」のスケジュールで時間の隙間に「②」の行いたいことを挿入する
    この時、挿入した後10分くらいは余裕がある時間設定にしておきます。
  4. 行いたいことの事前準備として、”役割・備品・段取り”を明確にし、チームで共有しておきます。

あとは、実行あるのみです!

世間一般的な時間管理の方法の1つですが、介護現場でも有効なので是非活用しましょう!

僕は10年近く経った今でもメモ帳を持ち歩いています。メモ帳は、忘れないことをメモしたりすることはもちろん、スケジュールもパッと確認できて、書き足しも出来るのでオススメです!

柔軟な考えをもつ

事前に計画したレクリエーションや行事が、実際にはご利用者にとって難しい場合や、想定していた反応が得られない場合があります。
そのような時は、臨機応変に対応し、計画内容を調整する柔軟性が求められます。参加者の状況や反応をよく観察し、必要に応じて計画を変更できるように準備しておきましょう。

みんなで工夫を凝らす仕組み

レクリエーションは、ただ単に時間を過ごすだけではなく、ご利用者様に楽しみ・喜び・満足を提供する機会です。
そのためには、工夫を凝らした内容・活動が必要になります。
例えば、季節ごとのイベントを取り入れたり、地域の文化や伝統を活かしたりすることで、新鮮さを持たせることができます。また、ご利用者様の興味や過去の経験を活かしたレクリエーションを企画することで、より深い関わりと満足感を提供できるはずです。

さらに、これをチームで仕組み化する事が大切です。
仕組み化するには例えば、

  • 月1の会議や、出勤が被った職員同士で話し合う機会を作るなどの取り組みを定期的に行う
  • ご意見ボックスを設置し、気軽に意見を集められるようにする
  • 企画書に、工夫を凝らす様なメッセージを、常に示しておく

などが考えれます。

まとめ

紹介したレクリエーションの数は少ないですが、実際は、ご利用者様に合ったレクリエーションを提供する必要がありますので、本人やチームのメンバーで話しうことも大切だと、この記事を書いていて感じました。

どちらかというと、今回の記事は、レクリエーションを行うためのコツみたいな所に重点がおかれています。

楽しいレクリエーションを開発できたら、随時更新させて頂きます♪

最後までお読み頂きありがとうございました!
この記事が少しでもあなた様のお役に立てたら幸いです。
是非、記事のご要望がありましたら、お問い合わせにてご連絡お願いいたします。

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ABOUT US
Shatten_Leonard
特養で介護福祉士として10年働いております。 その経験と知識を活用し、介護職への方はもちろん、利用者本人・そのご家族様・介護に携わる皆様、そして、これから介護に携わりたいと思っている皆様のお役に立てればとブログを始めました!