こんにちは!レナードです!(@レナード)
トイレでの排泄が困難な方の代替支援の1つとして、オムツ交換が挙げられると思います。
オムツ交換は、トイレ支援以上に注意することが満載です。
流れをおさらいしながら、その注意点をこれから話していきます!
オムツ交換の意義
まずはオムツ交換の意義です。これらを念頭に置いておくと、良い支援に繋がります。
- 代替支援という意識を持つ
- 尿路感染症や褥瘡(床ずれ)を防ぐ
- ご利用者様にとって適切なタイミング(生活リズム)でオムツ交換を行う
オムツ交換の流れ
- 訪問しドアを閉め、オムツ交換をする声掛け、承諾を得る
- カーテンを閉める
- 微温湯を準備する(ぬるま湯)
- 布団を、バサッとならないように静かに取る
- 姿勢が崩れているときは、体が真ん中・真っすぐになるように整える
- 新しいオムツを広げて準備する
- ズボンを下ろさせてもらう
- オムツカバーのテープを取る
※とったテープは内側に織り込む(テープが皮膚に当たると摩擦で傷つけるため) - 微温湯でしっかり陰部を洗浄する
※皮膚と皮膚の間の汚れにも注意 - 乾いた布等で水気をしっかりふき取る
※水気が残っていると、摩擦で皮膚を傷つけやすくなる - 横に向いてもらい、おしりもしっかりと洗浄しふき取る
※患側は極力下側にしない - 新しいオムツを差し込む
※オムツを縦半分に折り、背筋のラインと合わせながら入れ込むと合わせやすい - 反対側に向いてもらい、入れ込んだオムツの半分側を広げ、整える
- 横(大転子部より少し上)、縦(ラインが真ん中にある)が正しいか確認し、曲がっていれば整える
- テープを下下上上の順でつける
※オムツカバーの線に沿うと綺麗に付けられる - ズボンを上げる
- 枕の位置、ご本人の姿勢等を整え、布団を掛ける
- 終了したことを伝え、カーテンを開けて退室する
オムツ交換の注意点
- 蒸れ・かぶれに配慮する(皮膚炎など)
- 排泄物をよく観察する(色・匂い便の形状など)
- 装着感を減らす(不快感の軽減、しわを伸ばすなど)
- プライバシーに配慮する(カーテンやドアを閉める、オムツを開いている時間を短くする)
- 保湿をしっかり行う(プロペトなどを使用)
- 皮膚状態のチェック(発赤、褥瘡など)
上達のポイント
- イメージトレーニングをする(これからオムツ交換をする前は特に有効)
- 自分の特性を理解した上で工夫する(体格や力、癖など)
- 数をこなす
上達のポイントはまずイメトレをすることです。
特にこれからオムツ交換を実施する前にイメトレをすることで、イメトレした内容をすぐに実践し、イメージと違っている場合は、その場で工夫することができます。また、後で評価することもできます。
人によって体格に違いがあるため、まったく同じ支援をするのは無理があります。
そこで、数をこなしながら、自分なりの支援を身につけましょう。
まとめ
オムツ交換において特に大事なことが
・尿路感染及び褥瘡の予防
・個々のリズムに合わせたタイミングでの交換
・プライバシーへの配慮
です。
ベテラン職員でも、オムツ交換技術には差が出ることが多いです。
ですから、日々勉強と努力ですね!
少しでもご利用者様の負担を軽減し、快適な生活を送るお手伝いをしたいものですね!
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