オムツ交換の流れと注意点

オムツ交換の流れと注意点

こんにちは!レナードです!(@レナード

トイレでの排泄が困難な方の代替支援の1つとして、オムツ交換が挙げられると思います。
オムツ交換は、トイレ支援以上に注意することが満載です。
流れをおさらいしながら、その注意点をこれから話していきます!

排泄介助の基本:尊厳を考えていますか?

オムツ交換の意義

まずはオムツ交換の意義です。これらを念頭に置いておくと、良い支援に繋がります。

  • 代替支援という意識を持つ
  • 尿路感染症や褥瘡(床ずれ)を防ぐ
  • ご利用者様にとって適切なタイミング(生活リズム)でオムツ交換を行う

オムツ交換の流れ

  1. 訪問しドアを閉め、オムツ交換をする声掛け、承諾を得る
  2. カーテンを閉める
  3. 微温湯を準備する(ぬるま湯)
  4. 布団を、バサッとならないように静かに取る
  5. 姿勢が崩れているときは、体が真ん中・真っすぐになるように整える
  6. 新しいオムツを広げて準備する
  7. ズボンを下ろさせてもらう
  8. オムツカバーのテープを取る
    とったテープは内側に織り込むテープが皮膚に当たると摩擦で傷つけるため
  9. 微温湯でしっかり陰部を洗浄する
    ※皮膚と皮膚の間の汚れにも注意
  10. 乾いた布等で水気をしっかりふき取る
    水気が残っていると、摩擦で皮膚を傷つけやすくなる
  11. 横に向いてもらい、おしりもしっかりと洗浄しふき取る
    ※患側は極力下側にしない
  12. 新しいオムツを差し込む
    ※オムツを縦半分に折り、背筋のラインと合わせながら入れ込むと合わせやすい
  13. 反対側に向いてもらい、入れ込んだオムツの半分側を広げ、整える
  14. 横(大転子部より少し上)、縦(ラインが真ん中にある)が正しいか確認し、曲がっていれば整える
  15. テープを下下上上の順でつける
    ※オムツカバーの線に沿うと綺麗に付けられる
  16. ズボンを上げる
  17. 枕の位置、ご本人の姿勢等を整え、布団を掛ける
  18. 終了したことを伝え、カーテンを開けて退室する

オムツ交換の注意点

  • 蒸れ・かぶれに配慮する(皮膚炎など)
  • 排泄物をよく観察する(色・匂い便の形状など)
  • 装着感を減らす(不快感の軽減、しわを伸ばすなど)
  • プライバシーに配慮する(カーテンやドアを閉める、オムツを開いている時間を短くする)
  • 保湿をしっかり行う(プロペトなどを使用)
  • 皮膚状態のチェック(発赤、褥瘡など)

上達のポイント

  • イメージトレーニングをする(これからオムツ交換をする前は特に有効)
  • 自分の特性を理解した上で工夫する(体格や力、癖など)
  • 数をこなす

上達のポイントはまずイメトレをすることです。
特にこれからオムツ交換を実施する前にイメトレをすることで、イメトレした内容をすぐに実践し、イメージと違っている場合は、その場で工夫することができます。また、後で評価することもできます。

人によって体格に違いがあるため、まったく同じ支援をするのは無理があります。
そこで、数をこなしながら、自分なりの支援を身につけましょう。

まとめ

オムツ交換において特に大事なことが
・尿路感染及び褥瘡の予防
・個々のリズムに合わせたタイミングでの交換
・プライバシーへの配慮
です。

ベテラン職員でも、オムツ交換技術には差が出ることが多いです。
ですから、日々勉強と努力ですね!


少しでもご利用者様の負担を軽減し、快適な生活を送るお手伝いをしたいものですね!

最後までお読み頂きありがとうございました!
この記事が少しでもあなた様のお役に立てたら幸いです。
是非、記事のご要望がありましたら、お問い合わせにてご連絡お願いいたします。

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ABOUT US
Shatten_Leonard
特養で介護福祉士として10年働いております。 その経験と知識を活用し、介護職への方はもちろん、利用者本人・そのご家族様・介護に携わる皆様、そして、これから介護に携わりたいと思っている皆様のお役に立てればとブログを始めました!